印象派光の系譜より、ゴッホそしてゴーギャン

前回に続きまして、印象派 光の系譜よりゴッホゴーギャン

 

やはり続いて見ることができました。

 

ゴッホが長年ハーグにいた頃から描いていた芸術家組合の構想をアルルでやっと果たそうとかなりの熱意を持って行動していたんですが誰も乗ってこず…

その中でゴーギャンが唯一やってくるんです。ゴッホ黄色い家に。

ですが内情は、ゴッホの兄のテオがその頃貧窮していたゴーギャンに生活費など面倒をみるのでアルルへ行って欲しいと訴えかけたからでした。

もちろんゴッホも知ったうえですが…

 

 

まあ、稀有な才能を持った者同志が同じ部屋で生活をずっと共にしたらそりゃあぶつかりまくりますよね。

2か月にも満たなかった同居生活ですが、非常に密度のある時間を過ごし切磋琢磨しあったに違いありません。

 

かの有名な事件は哀しくもクリスマスの日

今もなおこの事件の発端やゴッホの最期のときについてはあらゆる説が飛び交っていますよね。

 

この話はここら辺にしておいて、

 

まずはゴッホです!

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プロヴァンスの収穫期」 フィンセント・ファン・ゴッホ 1888年 51.0×60.0

 

今回は3作品が展示されていました。

まずは写真のプロヴァンスの収穫期」そして、「麦畑とポピー」「アニエールのヴォワイエ=ダルジャンソン公園の入り口」です。

「麦畑とポピー」は兵庫県美術館にて開催されたゴッホ展(2019年10月11日~2020年1月13日)でお会いしたので私は二度目ましてでした。

再会うれしー!!

 

プロヴァンスの収穫期」は6連作うちの1枚です。

夏のある日にゴッホが目にした光景がしっかり切り取られて永遠のものになっています。

 

そしてゴーギャン

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「ウパウパ(炎の踊り)」 ポール・ゴーギャン 1891年 72.6×92.3

タヒチの「遥か遠く、神秘的な過去」を生き返らせようとした一作。

前に、ゴーギャン著の「ノアノア」を読んだのですが皆さんにもぜひおすすめしたいです。

都会に疲弊し、プリミティブ(原始的)な生活を求めてタヒチへ渡ったゴーギャンの自叙伝です。

実際は病気などで大変だったようですが、本の中ではその原始的な生活を営んでいる島の人々との生活が、美しい夢物語のような神秘さを称えて薫り立つ文章でみっちり書かれています。

 

タイトルのノアノアは現地語でいい香りという意味だそう。

ウパウパもそうですが、タヒチの言葉はオノマトペのような可愛い言葉が多いんですかね?

 

 

今回はここまで!

次回は日本でも人気の高いルノワールと、私も初めましてだったレッサーユリィなる素晴らしいアーティストについてです!