シン・コジマ館(仮称)
さて!
大原美術館を出まして、目の前の橋を渡り、まっすぐ道を行き本町通りに出ます。
すると、左手にステンドグラスやルネサンス調の円柱が印象的な西洋建築がどっしり構えています。
そこがなんと大原美術館 新児島館(仮称)です!
なんとなく新児島館からは、シン・エヴァを。
(仮称)からは、綾波レイ(仮称)を思い起こさずにはいられないですね。えぇ。
1922年に大原美術館創設者の大原孫三郎ゆかりの銀行として建てられた倉敷初の本格的洋風建築だそう。
設計者は美術館と同じく、薬師寺主計(やくしじ かずえ)によるもの。
そして、2016年に株式会社中国銀行からこの「倉敷本町出張所(旧第一合同銀行倉敷支店)を寄贈され、「百年愛された銀行建築を児島虎次郎館に再生するプロジェクト」として新児島館として生まれ変わることになりました!
コロナにより、まだ新児島館(仮称)として暫定オープン中で、入ってすぐのエントランスホール、そして吹き抜けの間を無料公開中でした!
グランドオープン後は、「エジプト・西アジア他の古美術、児島虎次郎の作品」が展示されるそうです^^
しかも、その公開中はヤノベケンジさんの作品が!!
吹き抜けの天上にまで届きそうな大きさの「サン・シスター(リバース)」
サン・シスターもヤノベケンジさんの代表作シリーズですね!
なんと動きます…!
このような時代だからこそ、未来をポジティブなものに変えるという願いを込め、衣装の模様に龍などの霊獣をつけ、立ったり座ったりを繰り返す動きは、不死鳥をイメージしているのだそう。
リバースという名からもわかる通り、転生や再生がテーマとなっていて、それはこの建物が銀行から美術館へ生まれ変わるこの節目にもぴったりです!
衣装のレリーフは、京都芸術大学、福島大学付属中学校の生徒らとの共同制作となってます。
そして、奥まったちいさな部屋にはいましたネコちゃん
SHIP'S CATシリーズより「赤漆舟守縁起猫」が鎮座されてます。
こちらSHIP'S CATシリーズの最新作!
京都の漆職人との協同作品で、「金、銀、鮑貝、溶連水晶」の吉祥のイメージを身にまとった縁起物中の縁起ネコちゃん
みんな拝みましょうね。
↓前回に紹介したヤノベケンジ作品はこちら
なお、ミュージアムショップも期間限定営業中で、館内撮影は可でした◎
入場料も現在無料となっています!
4月にグランドオープンの予定でしたが未だ目途立たずだそうです…
しかし!ということはヤノベケンジ作品もしばらく展示されるということなのでね!
全部閉めてしまうんじゃなくて、とりあえずの部分だけでも公開してくれるというのは非常に嬉しいことです♪
倉敷の地で得たものは倉敷の地に還す、という大原孫三郎の信念がこの倉敷の地に多大なる遺産をのこし、おかげで現在の人々もその恩恵にあやかれています。
ありがとうー-----!!!!