テオ・ヤンセン展 大阪初上陸!

今回はこれから開催されるおすすめを紹介!勝手に!

「テオ・ヤンセン展」です!

ご存じじゃない方も多いかとは思いますが…

テオ・ヤンセンさんはオランダの彫刻家であり、物理学者。

 

そう、今月はオランダがアツい!!

現代のテオ・ヤンセン。そして巨匠フェルメール

両氏の貴重な作品が大阪に集うこの機会はそうそうもう訪れることはないだろう月間になります!フンフン!

 

さてさて。

上記のフライヤーにも載っているこの砂浜に立つ生き物らしきもの。

これがテオ・ヤンセン氏の代表作「ストランドビースト」です!

オランダ語砂浜を意味するstrand生命体を意味するbeestをつなげた彼による造語です。

 

見るからに謎が多いストランドビーストですが、風を帆や羽で受け、体内に設置されたペットボトル(胃袋)に空気を溜め込み(食べ)、そしてなんと歩くのです。

ある比率で構成された脚(プラスチックチューブ)を自在に動かし歩くさまはまさに生命体。ストランドビーストちゃんです。

 

オランダの海面上昇問題を解決するために産みだされたストランドビースト

作者のテオ・ヤンセンが亡くなったとしても、その後も自立して生きていくことを目指しているとか…

 

しかも恐ろしいことに、この緻密な計算の上に成り立つストランドビーストの設計図はなく、すべてテオ・ヤンセン氏の頭の中で計算され組み立てられているそう…

 

アートと科学が融合したこのさまに彼は現代のダ・ヴィンチと呼ばれています。

 

 

大阪初上陸のこの神秘のストランドビースト、絶対見たい!

そしてたくさんの方にも是非体験してもらいたいです。

どういう風に展示されるのかもワクワクです。

 

 

テオ・ヤンセン

風を動力源としてオランダの砂浜を疾駆する「ストランド(砂浜)ビースト(生命体)」。ボディ全体は黄色いプラスチックチューブで造形され、物理工学を基盤としたその動きは生き物を思わせるほどに滑らかで有機的です。それらはオランダのアーティスト、テオ・ヤンセン(1948~)によって故国の海面上昇問題を解決するために生み出されました。作者亡き後も自立して砂浜で生き延びることを目指し、ストランドビーストは歩行、方向転換、危険察知などの機能を備え、さまざまな環境に適応していくためのシステムを獲得していきます。生と死を繰り返し、遺伝子と遺伝情報を受け継ぎながら進化し続けてきた生命体は、芸術と科学という既存のカテゴリーを横断し、新たな可能性を私たちに提示しています。

本展は大阪で初めての開催となり、日本初公開を含む10作品以上を展示します。実際に動く巨大なストランドビーストを体感できるほか、その構造や動きの仕組みを明らかにし、テオ・ヤンセンが創り出す世界の魅力に迫ります。

 

開催日程

2022年7月9日(土)~9月25日(日)

10:00~18:00

大阪南港ATC Gallery

atchall.com