来たる23日!ワクワクすっぞ!【ヴェネチア・ビエンナーレ】
今日は22日!
ということは明日は23日!当たり前です!
何が言いたいかといいますと…
23日からついにヴェネチア・ビエンナーレ開幕です✨
私は2017年度のヴェネチア・ビエンナーレに行ってきましたよ!
そしてそしてー!
関西でも23日から新しい企画展がスタートするところ、いと多しです!
本日はヴェネチア・ビエンナーレについて少し。
簡単にいうと美術・建築のオリンピックみたいなものです!
世界中にビエンナーレの名前を冠するものは数あれど、ヴェネチア・ビエンナーレがその始めなんです。
その歴史は古く、1895年から美術部門と建築部門とで交互に2年に1度ずつ開催され続けています!
その歴史の中では勿論、その当時の現代アーティストであったセザンヌやルノワール、ピカソ、クリムト、そして横山大観、岡本太郎、棟方志功(棟方さんは国際版画大賞いわゆるグランプリ受賞!)らも参加しています!
(ちなみにビエンナーレとは2年に1度という意味のイタリア語で、トリエンナーレは3年に1度です^^)
がしかし!
此度はコロナのあほぽんたんが大暴れしたので1年延期となって今年開催となったのです。
ポジティブに考えるとするなら、ドイツで5年に1度開催されている「ドクメンタ」(6/18〜9/25)と同時開催になるってことですかね!ヨーロッパがアツい!
というか○年に1度が乱立してますね!笑笑
だから忙しいのだ!!
世界各国の選ばれし現代アーティスト達が一同に会し、魅せあう美しさと白熱さといったらもうオリンピックにも負けてませんよ!もっとTVとかニュースで放送してよ!
今回のキュレーターはチェチリア・アレマーニ氏
なんとヴェネチア・ビエンナーレ史上初の女性キュレーターです!
残念な話もあります。
それは私が勿論ベネチアに行けないことも残念なことですが、何より現在進行中のあの戦争です…
ロシアの3人のアーティスト達は自国によるウクライナ侵略に反対表明するために、
ミサイルの攻撃で市民が死んでいるとき
ウクライナの市民が避難所に隠れているとき
そしてロシアの抗議者が沈黙しているとき
何も言うことはできない
芸術に居場所はない
ロシアの生まれの身として、私はヴェネチア・ビエンナーレで作品を発表しません
(キリル・サフチェンコフのインスタグラムより)
と声明を出し、参加辞退を決めたのです。
この勇気ある選択に開催側も以下のコメントを出しています。
ビエンナーレは彼らの勇気ある行動に対し連帯を表明し、この決断に至った動機に寄り添います
ビエンナーレは、今後も芸術と文化の中で人々が出会う場所であり続け、対話と平和を妨げるために暴力を行使するすべての人々を非難します
そして、
ビエンナーレが「あらゆる国、言語、民族、宗教の機関、アーティスト、市民の間の対話の場であり続ける」との姿勢を見せており、最短での平和的解決を望む
とし、ウクライナへの全面協力を表明。
本当にもう一刻もはやく終わりますように…
美術史の中でも戦争によって失われた過去の偉大な作品や建築、文化、芸術があります。
進歩を止められた時期も沢山ある。
人々の心が豊かでないと芸術は育ちません。
ゲルニカは間違いなく傑作であるし、ずっとずっと後世にまで伝えていかなければならない名画のひとつです。
ですが、いつまでも称えられ、デモの中で掲げられていることはピカソも望んでいないと思う。
艦隊ではなく、美術館を。
戦争ではなく、平和を。
始まりと終わりでテンションがだいぶ変わってしまいました(笑)
ちなみに日本でもビエンナーレ、トリエンナーレなる国際美術展があります!
瀬戸内国際芸術祭は中でも知名度が高いのではないでしょうか?
こちらはもう春の部が始まってますね!(4/14~5/18)
夏や秋になれば他の国際美術展も続々と開催されていきますよ!
現代アートは肩ひじ張らず、子供になった気持ちで楽しむのが秘訣です♪
・瀬戸内国際芸術祭2022
春:4/14~5/18
夏:8/5~9/4
秋:9/29~11/6
・あいち2022「STILL ALIVE Aichi Triennale」
7/30~10/10
・岡山芸術交流2022
9/30~11/27
・BIWAKO BIENNALE2022
10/8~11/27